• 神戸大学大学院国際文化学研究科の認知神経科学ラボです (2021年4月~)

    神戸大学 多感覚研究室

  • News

    1. 牧田さん、大屋さん、榊原さんが日本基礎心理学会でポスター発表をしました(2024/11/30, 12/1)
    2. 北田がAsian Haptics 2024 (クアラルンプール, マレーシア)のワークショップで講演しました(オンライン, 2024/10/29)。
    3. 日本バーチャルリアリティ学会(名古屋)で東京大学篠田研との共同研究成果発表されました(小丹枝, 大屋ら, 2024/9/12)。
    4. 北田がOHBM2024でポスター発表をしました(2024/6)。
    5. 日本生理心理学会のシンポジウムで招待講演をしました(2024/5)。
    6. 神戸大学異分野共創研究ユニットの分担研究者になりました(2024/4)。
    7. 大屋 里佳さんが特命助教として着任しました(2024/4)。
    8. 放送文化基金の助成に採択されました(2024/2)。
    9. 卒論発表会が無事終わりました。お疲れ様でした(2024/2)。
    10. ムーンショットプログラムの課題推進者になりました(2024/1)。
    11. バーチャルリアリティ学会誌で北田の海外研究経験の話が掲載されました(2023/不明)。

  • どんな研究室?

     

    多感覚知覚および社会認知に関する研究室です。

    人の心や行動に関する再現可能な面白い基礎研究を行い、応用研究につなげることを目指し、最先端の研究を通じて人を育てることをミッションにしています。様々なトピックを取り扱いますが、「身体」や「多感覚」に関する幅広いテーマを実験心理学・神経科学的な手法を用いて、工学・言語学・医学といった他分野の先生と研究をすることを得意としています。特に触覚研究に強みがあります。北米(アメリカ)・欧州(イタリア・フィンランド)・アジア(シンガポール)などと共同研究を行っており、国際色豊かなことが特徴です。詳しい研究成果はこちらを参照してください。研究キーワードは「感覚」「心理学」「社会認知」「非言語コミュニケーション」「計算的社会科学」「脳機能イメージング 」あたりです。ネットワーク解析を用いた社会科学研究も行おうとしているところです。

     これまでにとても雑にいえば、「生まれつき目の見えない人でも基本的な感情を顔から(ある程度)読み取れる(2013)」、「人肌の柔らかさが、最も心地よい柔らかさ(2021)」、「感情的な涙は多くの表情で悲しみととらえがち(2015, 2019)」「日本語の音象徴語は、日本語を知らない海外の人でも日本人と同じように知覚する(2021)」、といったことを世界に先駆けて発見し、その機序の一端について明らかにしました。神経科学で言えば、触覚でも視覚と同じように、物体の特徴の応じて処理過程が異なる(並列分散)仮説を支持したり、目が見えなくても見の見える方と共通したメカニズムが働くことを示したり(多感覚情報の収束と交互作用)、錯覚から触知覚のメカニズムを明らかにしたり、自閉症スペクトラム者の脳内ネットワークを調べたりしています。長く愛される歌のような、良い意味で長く語られる研究ができるように日々試行錯誤しています。

    現在は教官3名+大学院生1名+研究支援員1名+5名の卒論生で様々な研究に取り組んでいます。

     

    認知科学・神経科学って何?

    認知科学・神経科学は哲学・心理学・生理学・計算科学・精神医学・物理学・生物学などが共創して、人の心を理解しようとする、文理融合の学問です。そのため認知科学・神経科学の研究者は、様々な学部に分散して研究しています。この研究室は文系に所属していますが、文系も取り扱うテーマに対し科学的な研究アプローチをとります。国際文化学研究科に所属するため文化差に関するテーマも扱いますが、ヒトの心の本質と個人差に関わるテーマを柔軟に扱っています。

     テーマによっては技術革新にもつながる可能性を秘めているため、企業(特に製造業)とも連携して研究を行うこともあります。例えばAIを用いて、様々なブレークスルーを起こしているGoogleのDeep Mindの創業者のDemis Hassabisも同じ分野の研究者でした。私のカナダ時代の指導教官は現カナダ紙幣のデザインに関わっており、IDEOのような世界的なプロダクトデザイン会社も認知科学な知見を応用しています。最近は日本でもこの分野の研究が注目され、研究者が大学や研究所から(いわゆる人気一流)企業に転職しています。

     認知科学・神経科学は、自分の心や行動の性質や機序を世界で初めて発見し、人の知の体系の構築に貢献し、新しい時代を切り開くことのできるエキサイティングな仕事だと思っています。私たちの世界観や生活に変化をもたらす仕事をしたい、Crazyで愉快な発想を持つ(一流の)人たちと仕事をしたい、世界に飛び出して活躍したい、物事を突き詰めたい、自分の創造性を活かしたいと思うなら、深く学ぶ価値のある分野です。文系出身だと、この分野は難しそうに感じるかもしれませんが、哲学を専門にした先生がこの分野の第一人者になることもあります。大学時代にスポーツや音楽に打ち込んでいた方が、トップ研究者として活躍することもよくあります。

     

     

    現在行っている研究テーマ

    (1) 非言語コミュニケーション(社会ネットワーク・心理物理学・脳機能イメージング)

    埼玉大学・福井大学・早稲田大学・産総研・生理学研究所・群馬大学・University of Turku 大学(フィンランド)との共同研究視覚障害者や発達障害の方を対象に研究を行ったりします

    (科研費、神戸大学異分野共創研究ユニットの支援を受けています)。

     

    (2) ヒトの視触覚の物体知覚に関する(心理物理学・脳機能イメージング・脳刺激) 研究 

    Nanyang Technological University (シンガポール)・IMT Lucca (イタリア)・生理学研究所等との共同研究を実施しています(科研費、神戸大学異分野共創研究ユニットの支援を受けています)。

     

    (3) 触覚バーチャルリアリティシステムの心理生理学的検証

    東京大学との共同研究(ムーンショットプログラムの支援を受けています)。

     

    (4) 環境音と他感覚のインタラクションが情動に与える影響

    放送文化基金の支援を受けた研究です。

     

     

     

    所属する学生の研究

    錯覚(ラバーハンド錯覚)・多感覚・触覚・顔知覚・身体知覚・音象徴・環境音などいろいろです。大学院では心理実験だけでなく脳機能イメージング(MRIによる脳活動測定)を行うことも可能です。

     

     

    学生は何を学べるの? 

    所属する学生は、教科書や論文をただ読むだけでなく、自分のプロジェクトを通じて仮説・計画を立て検証する能力を培いつつ、実験を実施する手法、解析の技能の習得を目指します。解析はデータサイエンスのうち (エクセルやJASPを使った) 基礎的なものから、RやMatlab等を用いたより高度なものも(要望があれば)取り扱います。希望があれば機械学習を含めた計算科学的なアプローチも学ぶこともできます。

     日本語だけでなく英語の論文の読むことで、今後必須となる英語のスキルの向上にもつながります。ある程度、語学と研究技能を習得できれば、イタリアやフィンランドやシンガポールなど海外の共同研究先に留学することも可能です。研究を通じた留学は実践的に英語を用い、世界で活躍する人たちとのインタラクションを行うため、語学留学より自分の全体的な能力を鍛えるには有益です。

     学部生はプロジェクトを通じて仮説思考・クリティカルシンキングを促し、人を対象とした心理実験およびデータサイエンスの基礎を学べるように指導します。卒業研究では、教員の指導もとでPDCAサイクルを回してプロジェクトを実施する体験ができます。大学院生は、認知科学・神経科学の専門家として活躍するために必須な技能の指導を行います。この分野で指導した学部生や修士課程生は企業へ就職する人や、大学院に進学する方などいろいろです。前任校(NTU)の私の研究室で博士号を取った方は、Johns Hopkins Univ. で研究員をしています。

     

     

    どのような装置があるの?

    視聴覚実験のための装置(ダミーヘッドなどもあります)、アイトラッカー/瞳孔計、筋活動、心電図、皮膚電気反応などの計測装置、触覚の刺激(顔模型・手模型・粗さ刺激・柔らかさ刺激)、触覚刺激装置、VRゴーグルなど。脳活動の計測にMRIもよく使いますが、生理学研究所や福井大学医学部などの施設を共同利用させてもらっています。脳波計や光トポグラフィは同じ講座内にあり、他の先生が使っています。

     

    ファンディング

    科研費帰国発展研究(2025年3月まで)、内閣府ムーンショットプログラム(MS9)、放送文化基金の助成のおかげで研究をすることができています。

  • メンバー

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    北田 亮 (Ryo KITADA)

    2000年京都大学総合人間学部卒、 2005年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。クィーンズ大学(Queen's University Canada)心理学部・神経科学センター博士研究員、 日本学術振興会海外特別研究員、自然科学研究機構生理学研究所助教、南洋理工大学シンガポール (Nanyang Technological University) 大学選抜准教授、 神戸大学大学院国際文化学研究科准教授を経て、2023年10月から神戸大学大学院国際文化学研究科教授

     

    神戸大学では非言語コミュニケーション論・心理学・認知科学系の演習・卒論指導・共通教育の英語の授業を担当しています。

     

    研究ではCortex誌のAssociate Editorを務めています。https://www.sciencedirect.com/journal/cortex/about/editorial-board

     

    より詳しい情報はこちら

  • 現在のラボメンバー

    講師

    牧田快

    特命助教

    大屋里佳

    大学院生

    榊原和

    研究支援員

    上田将平

    学部生

    4回生

    大橋怜奈

    大庭沙南

    小木涼香

    中村紗和

    村上千浩

    卒業生

    田渕愛那 (2023-24)

    中村円香 (2023-24)

    小川 真奈 (2022-23)

    吉田 実央 (2022-23)

    南郷 朱音 (2022-23)

    長谷川 栞奈 (2022-23)

    林 夕梨香 (2022-23)

    研究業績

    査読中および出版予定

    書籍

    1. 『新 感覚・知覚心理学ハンドブック』(誠信書房, 分担執筆, 校正中)

    2. 質感科学ハンドブック』(東大出版会, 分担執筆, 校正中

    原著論文

    *indicates the corresponding author

    3. Fukuoka A, Kitada R*, Makita K, Makino T, Sakakihara N, Nummenmaa L, Kosaka H (under review) Atypical relationship-specific social touching and bonding in patients with autism spectrum disorder (福井大医学部とUniv Turkuとの共同研究)

    4. Makita K, Kitada R*, Makino T, Sakakihara N, Fukuoka A, Kosaka H (under review) Atypical Tactile Preferences in Autism Spectrum Disorder: Reduced Pleasantness Responses to Soft Objects Resembling Human Body Parts (福井大医学部との共同研究)

    5. Kitada R*, Kawamichi H, Hamano YH, Nakagawa E, Sugawara SK, Sadato N (under review) iBrain networks associated with interpersonal static touch: The effects of body part and social closeness (生理学研究所で行った複数大学の研究者との共同研究)

     

     

    出版された原著論文(英語のみ)

    業績全体をみる場合はこちら

    1. Atılgan H, XIN JKJ, Wong E, Laakso I, Matilainen N, Pasqualotto A, Tanaka S, Chen SA, Kitada R* (2023). Functional relevance of the extrastriate body area for visual and haptic object recognition: a preregistered fMRI-guided TMS study. Cerebral Cortex Communications 4(2) tgad005. link
    2. Tan ZY, Choo CM, Lin Y, Ho HN, Kitada R* (2022) The Effect of Temperature on Tactile Softness Perception. IEEE Transactions on Haptics 15(3):638-645
    3. Yoshimoto T, Okazaki S, Sumiya M, Takahashi HK, Nakagawa E, Koike T, Kitada R, Okamoto S, Nakata M, Yada T, Kosaka H, Sadato N, Chikazoe J* (2022). Coexistence of sensory qualities and value representations in human orbitofrontal cortex. Neuroscience Research 180:48-57. link
    4. Wong LS, Kwon J, Zheng Z, Styles SJ, Sakamoto M, Kitada R* (2022) Japanese sound-symbolic words for representing the hardness of an object are judged similarly by Japanese and English speakers. Frontiers in Psychology 13: 830306 (第一著者は卒論生です) link
    5. Okamoto Y*, Kitada R, Kochiyama T, Miyahara M, Naruse H, Sadato N, Okazawa H, Kosaka H (2021) Importance of the early visual cortex and the lateral occipito-temporal cortex for the self-hand specific perspective process. Neuroimage: Reports. 1(4):100046. link
    6. Kitada R*, Ng M, Tan ZY, Lee XE, Kochiyama T (2021). Physical correlates of human-like softness elicit high tactile pleasantness. Scientific Reports 11(1):16510. (第二著者は卒論生、第4著者は学部生です) link
    7. Kitada R*, Kwon J, Doizaki R, Nakagawa E, Tanigawa T, Kochiyama T, Kajimoto H, Sakamoto M, Sadato N (2021) Brain networks underlying the processing of sound symbolism related to softness perception. Scientific Reports 11, 7399 link
    8. Okamoto Y*, Kitada R, Tanabe HC, Sasaki AT, Kochiyama T, Yahata N, Sadato N (2021) The extrastriate body area is involved in reciprocal imitation of hand gestures, vocalizations, and facial expressions: a univariate and multivariate fMRI study. Social Neuroscience 16(4) pp. 448-465 link
    9. Pasqualotto A, Ng MHS, Tan ZY, Kitada R* (2020) Tactile perception of pleasantness in relation to perceived softness. Scientific Reports 10: 11189 (第二著者は学部生です) link
    10. Okamoto Y*, Kitada R, Kochiyama T, Naruse H, Makita K, Miyahara M, Okazawa H and Kosaka H* (2020) Visual Body Part Representation in the Lateral Occipitotemporal Cortex in Children/Adolescents and Adults. Cerebral Cortex Communications 1: pp. 1-13 link
    11. Okamoto Y*, Kitada R, Seki A, Yanaka H; Kochiyama T; Koeda T (2020) Differences between children and adults in functional connectivity between the inferior frontal gyrus and extrastriate body area for gestural interaction. Social Neuroscience 15: pp. 311-323 link
    12. Pasqualotto A*, Jia Yin C, Ohka M, Kitada R* (2020) The effect of object compliance on the velvet hand illusion IEEE Transactions on Haptics 13: pp. 571-577 (第二著者は学部生です) link
    13. Kanayama N*, Hara M, Watanabe J, Kitada R, Sakamoto M, Yamawaki S (2019) Controlled emotional tactile stimulation during functional magnetic resonance imaging and Electroencephalography Journal of Neuroscience Methods 327: 108393 link
    14. Kitada R*, Doizaki R, Kwon J, Nakagawa E, Kajimoto H, Sakamoto M, Sadato N (2019) Brain networks underlying tactile softness perception: a functional magnetic resonance imaging study NeuroImage 197, pp. 156-166 link
    15. Ito K*, Chew Wei O, Kitada R* (2019) Emotional Tears Communicate Sadness But Not Excessive Emotions Without Other Contextual Knowledge. Frontiers in Psychology 10, 878 link
    16. Suvilehto JT, Nummenmaa L, Harada T, Dunbar RIM, Hari R, Turner R, Sadato N, Kitada R* (2019) Cross-cultural similarity in relationship-specific social touching Proceedings of the Royal Society B 286(1901): 20190467 link
    17. Fahey S, Santana C,  Kitada R, Zheng Z* (2019) Affective judgment of social touch on a hand modulated by hand embodiment Quarterly Journal of Experimental Psychology 72, pp. 2408-2422 link
    18. Sasaki AT, Okamoto Y, Kochiyama T, Kitada R*, Sadato N (2018) Distinct sensitivities of the lateral prefrontal cortex and extrastriate body area to contingency between executed and observed actions Cortex 108, pp. 234-251 link
    19. Rajaei N, Aoki N, Takahashi HK, Miyaoka T, Kochiyama T, Ohka M, Sadato N, Kitada R* (2018) The brain networks underlying conscious tactile perception of textures revealed by the Velvet Hand Illusion Human Brain Mapping 39, pp. 4787-4801 link
    20. Okamoto Y*, Kitada R, Miyahara M, Kochiyama T, Naruse H, Sadato N, Okazawa H, Kosaka H (2018) Altered perspective-dependent brain activationfor viewing hands and associated imitation difficulties for individuals with ASD NeuroImage: Clinical 19, 384-395 link
    21. Kawamichi H*, Sugawara SK, Hamano YH, Kitada R, Nakagawa E, Kochiyama T, Sadato N (2018) Neural correlates underlying change in state self-esteem Scientific Reports 8, 1798 link
    22. Fujimoto S, Tanaka S, Laakso I, Yamaguchi T, Kon N, Nakayama T, Kondo K and Kitada R* (2017) The Effect of Dual-Hemisphere Transcranial Direct Current Stimulation Over the Parietal Operculum on Tactile Orientation Discrimination. Frontiers in Behavioral Neuroscience 11:173. link
    23. Sumiya M, Koike T, Okazaki S, Kitada R* & Sadato N* (2017) Brain networks of social action-outcome contingency: the role of the ventral striatum in integrating signals from the sensory cortex and medial prefrontal cortex. Neuroscience Research 123, pp.43-54 link
    24. Okamoto Y*, Kosaka H, Kitada R, Seki A, Tanabe HC, Hayashi MJ, Kochiyama T, Saito DN, Yanaka HT, Munesue T, Ishitobi M, Omori M, Wada Y, Okazawa H, Koeda T, Sadato N (2017) Age-dependent atypicalities in body- and face-sensitive activation of the EBA and FFA in individuals with ASD. Neuroscience Research 119, pp. 38-52 link
    25. Yang J, Kitada R*, Kochiyama T, Yu Y, Makita K, Araki Y, Wu J* and Sadato N (2017) Brain networks involved in tactile speed classification of moving dot patterns: the effects of speed and dot periodicity Scientific Reports 7, 40931 link
    26. Tanaka SC*, Yamada K*, Kitada R, Tanaka S, Sugawara SK, Ohtake F and Sadato N* (2016) Overstatement in happiness reporting with ordinal, bounded scale. Scientific Reports 6, 21321 link
    27. Takahashi HK, Kitada R*, Sasaki AT, Kawamichi H, Okazaki S, Kochiyama T and Sadato N* (2015) Brain networks of affective mentalizing revealed by the tear effect: the integrative role of the medial prefrontal cortex and precuneus. Neuroscience Research, 101, pp. 32-43 link
    28. Kawamichi H*, Kitada R*, Yoshihara K, Takahashi H and Sadato N (2015) Interpersonal Touch Suppresses Visual Processing of Aversive Stimuli. Frontiers in Human Neuroscience 9, 164 (1st and 2nd authors equally contributed to the study) link
    29. Okamoto Y, Kitada R, Tanabe HC, Hayashi MJ, Kochiyiama T, Munesue T, Ishitobi M, Saito DN, Yanaka HT, Omori M, Wada Y, Okazawa H, Sasaki AT, Morita T, Itakura S, Kosaka H and Sadato N*(2014) Attenuation of the contingency detection effect in the extrastriate body area in autism spectrum disorder. Neuroscience Research 87, pp. 66-76 link
    30. Kitada R*, Sasaki AT, Okamoto Y, Kochiyama T and Sadato N (2014) Role of the precuneus in the detection of incongruency between tactile and visual texture information: A functional MRI study. Neuropsychologia 64, pp.252–262 link
    31. Kitada R*, Yoshihara K, Sasaki AT, Hashiguchi M, Kochiyama T and Sadato N (2014) The brain network underlying the recognition of hand gestures in the blind: the supramodal role of the extrastriate body area. The Journal of Neuroscience 34, pp. 10096-10108 link
    32. Miyahara M*, Kitada R*, Sasaki AT, Okamoto Y, Tanabe HC and Sadato N (2013) From gestures to words: spontaneous verbal labeling of complex sequential hand movements reduces fMRI activation of the imitation-related regions. Neuroscience Research 75, pp. 228-238 link
    33. Kitada R*, Okamoto Y, Sasaki AT, Kochiyama T, Miyahara M, Lederman SJ and Sadato N (2013) Early visual experience and the recognition of basic facial expressions: involvement of the middle temporal and inferior frontal gyri during haptic identification by the early blind. Frontiers in Human Neuroscience 7, 7 link
    34. Kitada R*, Sadato N and Lederman SJ (2012) Tactile perception of nonpainful unpleasantness in relation to perceived roughness: Effects of inter-element spacing and speed of relative motion of rigid 2-D raised-dot patterns at two body loci. Perception 41, pp. 204-229 link
    35. Pawluk D*, Kitada R, Abramowicz A, Hamilton C and Lederman SJ (2011) Figure/Ground Segmentation via a Haptic Glance: Attributing Initial Finger Contacts to Objects or Their Supporting Surfaces. IEEE Transactions on Haptics 4, pp. 2-13 link
    36. Kitada R*, Johnsrude IS, Kochiyama T and Lederman SJ (2010) Brain networks involved in haptic and visual identification of facial expressions of emotion: an fMRI study. NeuroImage, 49, pp. 1677-1689 link
    37. Kitada R*, Dijkerman HC, Soo G and Lederman SJ (2010) Representing human hands haptically or visually from first-person versus third-person perspectives. Perception 39, pp. 236-254 link
    38. Kitada R*, Johnsrude IS, Kochiyama T and Lederman SJ (2009) Functional specialization and convergence in the occipito-temporal cortex supporting haptic and visual identification of human faces and body parts: an fMRI study. Journal of Cognitive Neuroscience 21, pp. 2027-2045 link
    39. Lederman SJ*, Klatzky RL, Abramowicz A, Salsman K, Kitada R and Hamilton C (2007) Haptic recognition of static and dynamic expressions of emotion in the live face. Psychological Science 18, pp. 158-164 link
    40. Lawrence MA, Kitada R, Klatzky RL and Lederman SJ* (2007) Haptic roughness perception of linear gratings via bare finger or rigid probe. Perception 36, pp. 547-557 link
    41. Kitada R, Kito T, Saito DN, Kochiyama T, Matsumura M, Sadato N* and Lederman SJ (2006) Multisensory activation of the intraparietal area when classifying grating orientation: a functional magnetic resonance imaging study. The Journal of Neuroscience 26, pp. 7491-7501 link
    42. Kilgour AR, Kitada R, Servos P, James TW and Lederman SJ* (2005) Haptic face identification activates ventral occipital and temporal areas: an fMRI study. Brain and Cognition, 59, pp. 246-257 link
    43. Kitada R, Hashimoto T, Kochiyama T, Kito T, Okada T, Matsumura M, Lederman SJ and Sadato N* (2005) Tactile estimation of the roughness of gratings yields a graded response in the human brain: an fMRI study. NeuroImage 25, pp. 90-100 link
    44. Kitada R, Kochiyama T, Hashimoto T, Naito E and Matsumura M* (2003) Moving tactile stimuli of fingers are integrated in the intraparietal and inferior parietal cortices. Neuroreport 14, pp. 719-724 link
    45. Naito E, Kochiyama T, Kitada R, Nakamura S, Matsumura M, Yonekura Y and Sadato N* (2002) Internally simulated movement sensations during motor imagery activate cortical motor areas and the cerebellum. The Journal of Neuroscience 22, pp. 3683-3691 link
    46. Kitada R, Naito E, and Matsumura M* (2002) Perceptual changes in illusory wrist flexion angles resulting from motor imagery of the same wrist movements. Neuroscience 109, pp. 701-707 link

    Review, Editorial, Book Chapter, and Conference Papers (English only)

    1. Kitada R*, Sadato N (2021) Multisensory integration and its plasticity – how nature and nurture contribute to forming individual differences? (Editorial) A1-A5 Cortex link
    2. Kitada R (2016) THE BRAIN NETWORK FOR HAPTIC OBJECT RECOGNITION. In H. Kajimoto, S. Saga & M. Konyo (eds). Pervasive haptics, pp. 22-37. Springer Japan link
    3. Pawluk DTV, Adams RJ, Kitada R (2015) Review: Behavioral Research, Technology Development and Applications in Assistive Technology for Individuals Who are Blind or Vision Impaired Using Haptics. IEEE transactions on haptics, 8, pp. 258-278 link
    4. Kawamichi H*, Yoshihara K, Kitada R, Matsunaga M, Sasaki AT, Yoshida Y, Takahashi HC, Sadato N. (2014). Sense of Acceptance: Key Factor of Social Learning. In Akazawa T, Ogihara N, C Tanabe H and Terashima H (Eds), Dynamics of Learning in Neanderthals and Modern Humans (Vol.2: pp217-220). Tokyo: Springer Japan link
    5. Lederman SJ*, Kitada R, Pawluk D(2010) Haptic perception. Corsini Encyclopedia of Psychology (4th edition), 2, pp. 750-752, John Wiley & Sons link
    6. Kitada R*, Pawluk D (2010) Tactile sensation. Corsini Encyclopedia of Psychology (4th edition), 4, pp. 1751-1752, John Wiley & Sons link
    7. Lederman SJ*, Klatzky RL, Kitada R (2010) Haptic face processing and its relation to vision. In J. Kaiser & M. Naumer (eds). Multisensory Object Perception in the Primate Brain. Springer Verlag pp. 273-300 link
    8. Pawluk D*, Kitada R, Abramowicz A, Hamilton C, Lederman SJ (2010) Haptic figure-ground differentiation via a haptic glance. Proceedings of the Annual Haptics Symposium on Teleoperator and Virtual-Environment Systems, IEEE Haptics Symposium, 25-26 March, Waltham Massachusetts, USA, pp. 63-66 link
    9. Lederman SJ*, Kilgour AR, Kitada R, Klatzky RL, Hamilton C (2007) Haptic face processing. Canadian Journal of Experimental Psychology 61, pp. 230-241 link
  • 実験室へのアクセス

    国際文化学研究科B棟の玄関から階段で3階まで行き、男子トイレの付近にあるドアを開けてB321にあります。

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    B棟の場所

    建物は下の地図の20番になります。 

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  • 連絡先

  • ブログ

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